治療院に来る足の長さに悩んでいる方の考え方

管理人 2016.06.21

足の長さ

治療院に来る悩みとして「ゆがみ」というのは症状に次いで多いのではないでしょうか。

その「ゆがみ」という悩みの中でも良く聞くのが足の長さが違うという症状です。

自身でも違うと感じている人もいれば
つまづきやすいので違うのではないかという仮定の話で来る人もいると思います。

実際に見ると足の長さが違う方は非常に多いのも事実です。

今回はそんな足の長さという部分にフォーカスして考えてみたいと思います。

まずは施術方法の前に、何故足の長さが違うのかという部分を理解しましょう。

極端な話、原因が理解出来ればその原因を改善させる為の方法は特に問題にはならないはずです。

カイロプラクティックでいう、ガンステッドで骨盤を矯正しても良いでしょうし
熊谷が考えた古典調整法などでも施術効果は出ます。

まずはやり方に固執するのではなく、何故そうなったのかという原因の部分を考えてみます。

足の長さに違いがある場合、大きく分けて2種類の問題があります。

1つは足の骨自体に問題があり、足の長さが違う場合

もう一つは骨盤の傾きにより足の長さが違う場合です。

まずはこの2点を理解する必要があります。

1、骨自体に問題があり、足の長さが違う場合

これは先天的な問題や、骨折により短くなってしまった場合などは該当します。

先天的な問題で足が短くなってしまった場合、無理に揃えようとするとバランスがおかしくなります。

他の部分に歪みが生じる為に、今まで出ていなかった症状が出る様になったります。

この場合は足の長さが違うからといって、それを指標に揃えようとするのは問題です。

また骨折の場合も同様になります。

先天性ではなくとも、骨折をした際の骨が癒合する際に、しっかりと整復出来ていない場合に起こる事があります。

この2つの問題の場合は、無理に足の長さを同じにしようと施術するのは避けた方が良いでしょう。

この問題が怪しまれる場合、足の長さをしっかりと計る事をオススメします。

長さの計り方としては2のパターンがあります。

転子果長といって、大転子から外果の長さを左右で計ります。

この長さに左右差がある場合は、上記の問題が考えられます。

もう少し細かくみる場合は、その中でも大腿部が短いのか下肢部が短いのかをみます。

大腿部をみる場合は、大転子~外側膝関節裂隙までの距離を計ります。

下肢部をみる場合は、外側膝関節裂隙~外果を計ります。

この2つのどちらかに以上がある場合があります。

2、骨盤に問題があり足の長さが違う場合

これが2つ目の問題であり、ゆがみを改善する事によって足の長さも改善するケースです。

ここでは骨盤に問題がありと記載していますが、実際には骨盤がゆがんでいる原因も探さないといけません。

頸椎が原因で骨盤がゆがんでいる場合もありますし、足に問題があって骨盤がゆがんでいるケースもあります。

今回は骨盤がどうゆがむと足の長さに変化が出るかを考えてみたいと思います。

骨盤が前に傾いている場合、足の長さは短くなる傾向になります。

逆に後ろに傾いている場合、足の長さは長くなる傾向になります。

これは前傾すると骨盤が立ってくる為足の長さが長く感じ
後傾すると逆に骨盤が寝てくるため足の長さが短く感じる様になるのです。

そして考えるべき点は、どちらに長さを合わせるかという問題です。

お客さんとしては長い方がよいでしょうが、実際にはそれだけで合わせてはいけません。

長い方が問題の場合もあるし、短い方が問題の場合もあるからです。

これは正常な可動域を見る事によって、どちらが正常かもしくは以上なのかを判断します。

足が長い方の骨盤の可動域に問題があれば、骨盤が後傾していて足の長さが違う場合です。

逆に足の短い方の骨盤の可動域に問題があれば、骨盤が前傾して足の長さが違います。

単純に長さという結果だけ見て、改善しようと考えると問題が出てきます。

このように足の長さの違いを考えた際、問題になるべきところをしっかりと把握する必要があります。

まずは先天的な問題ではないかを疑う事も必要ですし、骨折の有無を確認する事も重要です。

その問題がなければ、しっかりと身体の状態を見てその状態に合わせて施術を行って下さい。

足の長さに関わらず、まずは今のお客さんの状態がどうなっているかを把握するのが一番大事になってきます。

その中で、今回のような知識が診断の一つの助けになっていけばと思います。

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