【週間】ケーススタディvol.19 【ストレートかミックスか】

川満伸夫 2014.07.12

よくカイロプラクティックの分野では
矯正技術をストレートかミックスか、
どっちの方が良いのかという事が話題になります。

ストレートというのはカイロプラクティックが生まれた初期の理論で
カイロを発展させたB.J Palmerが1930年代に提唱した理論です。

その理論のテクニック名はターグルリコイルといいますが、
上部頸椎のC1とC2しか矯正しません。
今ではターグルから派生した、アトラスオーソゴナル(A.O)、NUCCA、Grostic、など
どれも上部頸椎しか矯正しないテクニックで他多数あります。

一方、ミックスはどうでしょうか。
ミックスは上部頸椎を含む脊椎や上肢、下肢、頭蓋骨まで
身体のすべての関節を矯正して行く理論です。
そのテクニックの数は数百あると言われています。

私がカイロプラクティックを学んだ大学では、
技術においてまずストレートのターグルから習って行きました。
そして、Full Spine, Gonstead, Thompsonという様にミックスのテクニックを約8つ習いました。

カイロを学んで卒業していく学生達は、
オリジナルのストレートカイロのターグルだけを使う人もいますし、
ストレートとミックスを使う人、ミックスだけを使う人さまざまいます。

ちなみに私はミックスを使っています。

ただし、ストレートのターグルはとても気に入っています。
なぜかと言いますと、インターンをしていた頃
ミックスのテクニックを使って診ていた初めての患者さんが2ヶ月近くしても
なかなか良くならなくて悩んでいた時、
期限付きで診ていたので最後の矯正の時に何故かターグルを使いました。

そしたらその患者さんが、
“今までの矯正で一番ベストだった”
そして
“生まれ変わったみたいだ”
と5時間後ぐらいに電話で連絡を受けました。

自分もすごく嬉しくなり、最後にターグルを使って良かったと思いましたが、
同時に今までやって来たミックスの矯正は何だったんだろうと途方にも暮れました。(笑)

自分自身での経験でも、
ミックスの矯正を受けた時よりストレートを受けたときの方が良かったです。

その時に思ったのが、
“患者さんに適しているテクニックがあるのではないか”
と言う事でした。
もちろんさまざまな事が考えられますが、
今考えて思うのはひとつのテクニックが患者さんのすべての症状に対応していないということです。

それで、ミックスを使う人はだいたい3~7つのテクニックを使いこなしている人が多いです。
そうする事によって患者さんのいろいろな症状や状態に対処しやすくなるからです。

はじめ今回のケーススタディーのタイトルを見た時、
ストレートかミックスかと言う事でお酒の話かと思った方がいるか分かりませんが、
お酒を売る側例えばバーテンダーになったとして、
私はストレートで一種類しか作れません。
というのに対して、
私はストレートを含むミックスで7種類は作れます。
というので、お客さんはどちらを選ぶでしょうか。

今の例え話は私の独断的な考えで、
カイロプラクティックのストレートかミックスかどちらが良いという値にはなりません。
なぜなら実際にストレートとミックスを使ってきちんとしたリサーチをしていないからです。

ただ今までの経験上ひとつだけではなく、
いろいろな知識や技術を持っていたから、多くの症状に対応出来ました。

みなさんならストレートとミックスどちらを選びますか。

P.S.
ストレートとミックスの基礎理論を学んでみたいという方はこちらです。↓