【週間】ケーススタディvol.21 【脛肋骨】

川満伸夫 2014.07.26

前回のケーススタディー22【第6腰椎】の最後に少し触れました、
脛肋骨を今回は見ていきましょう。

脛肋骨はだいたい左右どちらかの第7頸椎に出来ますが、
右側に出来る事が多い様です。
肋骨は完全な形をしている物もあれば、第12肋骨の様に部分的な形もあります。

人口比率から言えば、0.5%ぐらいしか見られないのでまれなケースだと言えます。
原因は先天性で骨格が形作られる時に欠損として出来る様です。

普段は症状としては現れないのですが、加齢とともに肩が下がってきて筋肉のトーン(張り)がなくなって来た時に前腕や手に痛みやシビレが起きてきます。

これは、男性よりも女性に多くみられます。

他には第7頸椎周辺の神経血管束を圧迫したときに、
腕の皮膚が青ざめたり、腕に力が入らなくなるなどの症状が起きて来ます。

症状が胸郭出口症候群と似ていますので、
前斜角筋と第一肋骨、鎖骨と第一肋骨、
小胸筋と烏口突起の間の神経血管束圧迫に付け足して抑えておくと良いと思いますが、
手根幹症候群にも似ていますので、原因の特定が必要になります。

脛肋骨は左右どちらかに一本しかついていないので、
恐らくモーションパルペーションで発見できると思いますが、
整形外科などでレントゲン写真を取ってもらえると確実です。

改善方法としては、
症状がひどくない場合は肩が下がって来ている状態を上げる様にする肩エクササイズや
ウエイトトレーニングを肩でやる様にします。

症状がひどい場合には、カイロプラクティックの矯正かフィジカルセラピーが必要になります。
矯正やセラピーでも無理であれば、あとは病院などに委ねるしか無い様です。

ちなみに僕は第7頸肋骨をもった患者さんを診た事がありませんが、
アメリカにいた頃大学の先生や友人ドクターからのケーススタディーを聞きました。

どのケースも症状が重いものばかりでしたが、
カイロプラクティックの矯正で症状が和らいでいったとの事でしたので、
僕もこのような患者さんに出くわしたときには
きちんと矯正をしてあげて改善させて行きたいと思います。