ケーススタディー28【歪みと組織学】

川満伸夫 2014.09.20

皆さんは組織学の勉強はした事がありますか。

アメリカでカイロの大学に入って最初の学期で習う一つ科目にこの組織学があります。その授業を担当していた先生は非常に面白くてつまらなそうな組織学を冗談をまじえながら講義していた事を今でもよく覚えています。

しかし、勉強の事になるととても難しくクラスメートに教えてもらいながらでないと、とてもついていけませんでした。

身体の部分の各細胞の違いや、臓器の細胞の違いを理解してどの細胞でどういう化学物質の交換があるのかとか、細胞の構造などを細かく勉強していたりしました。

一度、自分が卒業したカイロプラクティックの学校ではカイロプラクティックの学士を持っていないと教授できないと言う事が話題になりましたが、解剖学や生理学、組織学といった科目はDrでもPh.Dでも医療系になります。

カイロプラクティックの理論や考えを嫌う医学系の教授にとっては、つまりカイロの大学で教授するのは相反するものと思われます。

しかし、自分が卒業した大学で教鞭を取っていた医学系の教授達は全員がカイロプラクティックの支持者で、医学の視点からみたカイロプラクティックの正当性を指示していました。

中にはもともと内科医だったお医者さんがカイロプラクティックを勉強し直して学士を撮り大学で教えている人もいました。

さて、その組織学を教えていた教授はカイロプラクティックの支持者でありましたが、身体のどこかで骨格の歪みがあって何らかの形で神経圧迫が起きた場合には、その周辺の細胞の形が変形してくる様子を見せてくれました。

面白い事に神経圧迫が取れないまま骨格の歪みがそのままですと、新しく生まれ変わって来る細胞まで形が変形して生まれてくるんですね。

これは非常に興味深くて、そうしますと骨格を調整して神経圧迫を取り除いて上げると細胞の形が整って来ると思いますが、すぐに形は整わないみたいです。

数回の矯正を続けながら、骨格が安定してくるようになってきてからだんだんと細胞の形も整って来るようです。

よく患者さんに骨格矯正をするときに使う例え話ですが、骨格の歪みは人間のくせと同じ様な物だと。

長年続いていた自分の悪い癖を1日で直そうとしてもほとんど無理ですよね、例えばお酒やタバコです。分かっていても止められないって感じでしょうか。

しかし、本気で身体の事を考え決意した時に今までの悪い癖や習慣を直すことが出来ると思います。そしてそれを続けて習慣化させる事です。

患者さんの悪い習慣(例えばカバンをいつも右肩で持つとか)が直っていない時は細胞まで歪んでいますと教えて上げて下さい.

本当に見せる事が出来れば良いのですが、細胞まで歪んでしまっているとまともなATP生産、栄養を取り入れたりや老廃物の排出も上手く行かなくなります。

なので細胞の歪みを取りたいですよね。

P.S.
身体の歪み方や検査方法などをもっと知って臨床に生かしたい方はこちらです。↓