ケーススタディー29【膝の矯正】

川満伸夫 2014.09.27

人間年を取って来ると身体の節々が痛くなって来たり、曲がりにくくなったりして何らかの形で影響してきますよね。

40代から50代以上にかけてよく視る症状に膝の痛みがあります。

膝は構造的にも、前・後十字靭帯、内・外半月板、膝蓋骨靭帯、内・外側側副靭帯、大腿二頭筋・四頭筋と主にこういった軟部組織で構成されています。

加齢とか太り過ぎなどで膝に影響が出て来ますが、その時によく影響がでるのが内側の半月板です。

レントゲン写真で調べてみると、内側の膝関節のスペースが外にくらべて少ない事が良くあります。

これは膝が内側にズレているのを表しますが、さらにこれと附随して内旋変位を起こしている事が良くあります。

もちろん外側にずれる事もありますが、だいたい7~8割は内側にズレているケースが多いです。

これは恐らく骨盤のズレが影響している事が考えられます。実際に膝が痛い患者さんで腰痛もちの方が多いです。

骨盤のずれが影響して膝に負担をかけ、さらに膝の構造に影響して関節を歪ませ痛みを発生させていると考えます。

ある日50代の女性患者を診た時、症状は右膝に水が溜まって痛みがあり腰痛も右側にありました。

この女性患者の腰と膝の検査をした結果、やはり右側の仙腸関節にズレがあり膝の方も内側にズレと内旋変位をおこしていました。

普段とてもアクティブで週に2回はテニスと楽しんでいるとの事、しかし膝の痛みが発生してから思うようにテニスが出来なくなってしまったので、まず膝と腰の痛みを治してまた元気にテニスをしたいと言ってました。

早速、腰の骨盤を腰椎を矯正しそれに関連する胸椎と頸椎も矯正して脊椎を整えてから、右膝を矯正して行きました。

はじめ水が溜まっているという事で、大きく脹れていましたが1週間後に再来院して頂いた時にはすっかり腫れはおさまり、左膝とほぼ同じ形になっていました。

アメリカにいた時は太り過ぎの患者さんが多くて、やはり症状としては膝の痛みが多かったです。

不思議にも加齢と共に悪くなっていく膝の痛みと症状に大変似ていて、太り過ぎで膝が痛い患者さんと加齢で膝がいたい患者さんは同じ矯正の仕方をしていました。

はたしてそこに本当に関連性があるのかわかりませんが(笑)、膝の痛みで来た患者さんを診る時、年齢と身体の大きさを比べてみてこの二つのタイプの患者さんがいた時は、恐らく症状と歪み方が似ているかと思います。

あなたも是非比べてみてください。

P.S.
腰のズレ方や膝のズレ方などを学んで臨床にいかしてみたい方はこちらです.↓