ケーススタディー32【顎関節の問題】

川満伸夫 2014.10.18

ケーススタディー33【顎関節の問題】

最近すっかり秋めいてきましたね。

あなたはどうお過ごしですか。

病気になるひとつの原因として、“季節の変わり目”というのがあるかと思いますが、やはりこういう季節は寒くなったり、暑くなったりするので不安定ですよね。

人間の身体は環境の影響を受けるので、こういった季節は身体の調子も不安定になってきます。

ですので体調管理はしっかりしたいものですよね。特に寝冷えには気をつけてください。

去年の同じ時期に、顎関節(TMJ)の痛みで二人の患者さんが来ました。

どちらも口を開けると、顎関節が痛む状態でした。

施術の順番として、まず頸椎1番の状態をみます。なぜなら顎関節は頸椎1番に一番近くで影響を受け易いので、もしかしたらC1のズレの補正で顎関節が痛んでいるかも知れません。

実際、顎関節の痛みや違和感がある患者さんはほぼC1にズレがありますので、まずはC1の状態を視てください。

もしくは、直接の原因が顎関節にある場合は、C1が補正をしている可能性もあるので、どちらに直接の原因があるかを確かめる必要があります。

一般的にカイロプラクティックで言われるのは、C1のズレが影響して顎関節に症状が出る見方をしますが、必ずしもそうではないと思いますので、C1と顎関節のROM (関節可動域)を検査します。

C1に関しては、横突起を触診します。恐らく顎関節の傷みのある側に変位を起こしている、あるいは後方変位を起こしている可能性があるので、そこをチェックします。

顎関節は、検者がまず示指や中指を使って顎関節を触診し患者に口を約半分ぐらいまで開けて頂いて、その開き方を視ます。

だいたい、傷みがある側の顎関節が開きが早いか、外方に変位を起こしている事が多いので、そこをチェックします。

この二つのポイントを調べて変位の大きい方、あるいは傷みの強い方を矯正する様にします。

C1の場合ですと、一番やり易いのは恐らく仰臥位になっている患者さんのC1をフルスパインやガンステッド、ディヴァーシファイドのテクニックを使ってやるのが良いでしょう。

顎関節はいくらか方法がありますが、一番簡単なのは上記のカイロプラクティックテクニックを使ってやるやり方と、あと変位を起こしている方向から弱い力で少しずつ矯正して行くやり方があります。ちょうと熊谷先生のテクニックを使う様なやり方です。

ちなみに私は顎関節に直接の原因があった患者さんで、カイロプラクティックのテクニックで矯正をした所、一気にC1まで矯正する事が出来たという一石二鳥のような矯正をした事があります。

自分は驚いたのですが、患者さんはもっと驚いていました。(笑)

顎関節を視るときには、関係の深いC1も視るようにしてみてください。