ケーススタディー35【TLの見分け方】

川満伸夫 2014.11.08

ケーススタディー35【TLの見分け方】

疲労回復協会に入られている、または同協会主催のセミナーなどに参加された事がある先生方は普段施術において、または勉強会や練習会においてどんな事を模索されていますか。

おそらくそれぞれの勉強会や練習会においてテーマがあるかと思いますが、そのテーマに基づいて技術などを習得することが出来ればそれぞれにおいて目標達成できているかと思います。

時にはテーマに基づいた以外の事が習得できた事はないですか。

昨日、30分間時間を頂きスタッフと技術練習をしておりましたが、テーマは1層と2層の筋ポンプを30秒ずつで完成させる事とTLの見分け方でした。

1層2層の筋ポンプは少し時間をオーバーしましたが、無事終わりTLに入ってまずROM検査でしぶい関節を探した所、右膝の外転と股関節の外転が見つかりました。

さあここで、この2つの関節のしぶさはどこから来ているのかだいたい予想がつきますか。

おそらくTLを頻繁に使用している先生なら経験上お分かりだと思いますが、
この練習をさせて頂いたスタッフの場合ですと、丁度右の筋膜張筋あたりの張りが見つかりました。

ここで少し考えて、筋膜張筋を張らせている原因は何かと考えた所僕の頭の中には腸骨が浮かんで来ました。

カイロプラクティックの場合、腸骨を分析する際大きく分けてPI(後方下方変位)もしくはAS(前方上方変位)になります。

PIになった場合は腸骨が縫工筋を引っ張るので、筋力テストで縫工筋を調べると張りが見つかりますが、ASの場合はハムストリングや筋膜腸骨を引っ張るので張りが見つかります。

そこで、ここではASが見つかったのでTLで腸骨のPSISを調べてみると、もっとROMが改善しました。

という事は、腸骨を矯正して正しい位置に戻す事によって筋膜張筋の張りも、股関節と膝のROMも改善する事になるかと思います。

今回は筋肉のアプローチに重点を置きましたので、筋膜張筋に2層ポンプを行いました。

すると2つの関節のROMはすぐに改善しましたね。

ちなみにASの場合、腹直筋も引っ張られて張っていますのでTLには反応しますね。この張りも筋膜張筋の調整で取れました。

こういう形で毎回の勉強会や練習会での目標以外に何かしら別の技術が習得できたらいいですね。

私の場合知識があったので、筋膜張筋を引っ張っているのは何かと考えたとき、すぐに腸骨が浮かんできました。知識があると、起こっている物事にすぐ関連付けやすいので、その為に日々の身体についての自己研鑽を頑張って下さい。

今回は、いろいろと専門用語が多くて分かりにくかったかも知れませんが、先生方のレベルが上がれば上がるほど専門用語が増えてきますので、慣れておくと理解しやすいと思います。