ケーススタディー26【大きい患者さんと小さい患者さん】

川満伸夫 2014.09.06

皆さんは施術をする際、患者さんのサイズは問題になりますか。

カイロプラクティックの矯正では、手を使ってやる施術ではだいたい患者さんのサイズが問題になる事が多いのですが、機械や器具を使った場合にはさほど問題にはならないようです。

アメリカにいた頃、私の患者さんの90%はアメリカ人だったので施術の仕方も大きな身体に合わせたやり方をしていました。

特に体重が160kg以上にもなりますと、矯正が大変です。

まず骨の位置が探しにくいし、胴体が大きくなるので骨盤矯正の時は手のリーチが届かなくなり力も倍必要になります。

こういった体格のある患者さんに対しての矯正では、患者さんになるべくリラックスをしてもらって身体の力を抜いてもらった方が、矯正はやり易いですね。

リラックスのさせ方は人それぞれですので、その患者さんが一番リラックス出来る状態を探し出して欲しいと思います。

約2年前に日本に返って来て矯正をはじめた際、まず感じたのは日本人の身体の小ささでした。今までアメリカ人に慣れていたため、日本人の矯正はとてもやり易かったです。

日本人の矯正に慣れて来た頃、若いトラックを運転している大きな男性が腰痛で来ました。

久しぶりに体重が160kgぐらいの患者を診たので、結構汗をかいてひと苦労したのを覚えています。骨盤矯正も胸と脇あたりから太ももの半分ぐらいまでを使ってやりました。

その点、小さいサイズの小児科患者や女性だと力も半分から1/3ぐらいで済みますね。

特に幼児の矯正はとてもやりがいがあります。なぜなら幼児達は成長期の子供達も含めほとんど回復が早いからです。

ただ、コミュニケーションがまだ出来ない年齢の幼児に関しては保護者の協力が必要になって来ますので、そういった場合には特に母親のお腹の上で矯正をしたりして、常に母親が声をかけてあげるなど幼児が安心できる状態をつくって欲しいと思います。それでも泣くんですけどね(笑)

という事で、今週は患者さんのサイズをテーマにして書いてみました。

皆さんも矯正をする際にサイズが問題になる場合は、患者さんのサイズに合わせた矯正を行って頂きたいと思います。

特に、妊婦さん、幼児、お年寄りなどは矯正の仕方が変わってきますので、それぞれの患者さんの歪みの特徴、病気の傾向性といった事もふまえてやってみてはいかがでしょうか。

そうする事によって、身体のどの部位をどうやって矯正したら良いか細かい所まで診ながら施術が出来るかと思います。

P.S.
サイズの違う患者さんを診る技術を身につけたい方はこちらです。↓