神さん
from 寺田 喜和
7月最後の日曜日に村の神事に参加してきました
その為、疲労回復協会大阪支部の研究会は
お休みをさせていただきました
村の神事というのは雨乞いです
クソ暑い時に800メートルくらいの山に
村の男衆が登ります
山の西の村、南の村、東の村が毎年登ります
僕は東の村です
今は町ですけどね
僕の町は10の村の集合体なので山登りの神事は
10年に1回当たります
西の村と東の村は小さいので毎年同じ人が登ってきます
西の村は過疎化が進んでいるので
山登りの神事をインターネットで募集しているそうです
山登りの神事はサポート役が必要なので各村の担当も
毎年当たります
僕は今年サポート役が当たりました
年齢順に当たるんですけど
この3つの村が竹を根っこから掘り起こして頂上まで運び
直径50㎝位の木の杭にくくりつけます
昔は村同士が大きさを競ってたのでとても大きな
直径20㎝以上の竹を運んでいたそうです
あまりにも過酷なので今は直径5㎝位に決まったそうです
早朝から山道はまっすぐではないので
急な斜面の中に入って何回も休んで運びます
頂上に着く頃には汗だくになります
この神事は天候が悪くても中止にならないので
その年によっては大変な目にあいます
今年、竹を運ぶ村は10年前に竹に雷が落ちて
竹を支えていた人にも落ちました
山なので急に天候が崩れます
10年前は朝から天候は良くなかったそうですが
若い衆は風が強い為に年配の人に竹を支えているように
仰せつかったそうで雷がバンバン落ちているのに
竹を支えていたそうです
幸い左の肘から雷が抜けてくれたので
命は助かったのですが左肘は焦げていたそうです
念のために病院に行って雷が落ちた状況を伝えたら
医者に怒られたそうです
患者の為に怒る医者
いい先生ですね!
ちなみに10年前に雷が落ちた若い衆は
元気にされていました
雷が落ちた人がいるのに神事をやめない僕の村
昔から引き継がれてきた神事だけに
やめることが出来ませんね
どこぞの団体だったらプラカード持ってデモでもしそうですね
テレビカメラの前だけ・・・
日本人は昔から自然とともに生活をしてきました
日本人の本来の宗教は神道です
八百万の神
いろんな神様が日本にはいらっしゃいます
優しい日本人は
外国の宗教の仏教も取り入れました
困った時に「神様仏様」と言いますよね
子供時悪いことをしたり嘘をついたりしていると
おばあさんに「神さんはなんでもお見通しやで。」
とよく言われました
日本人が優しいのは
世界中の人が驚くほど
規律を守れるのは
道徳心があるのは
神道の考え方があるからこそだと思っています
あるがままに感じ
あるがままの考え
あるがままに施術ができると
あるがままに患者さんと接すると
見えてなかったものが見えてくるかもしれませんね